コハウジング3

イギリスのコハウジング事情③

投稿日: カテゴリー シングルマザー ワーキングマザー

こんにちは。イギリス在住コラムニストの宮本燈です。

 

【中高齢女性用(50歳)のコハウジング】

イギリスのコハウジング事情①

イギリスのコハウジング事情②

イギリスにはさまざまな形態のコハウジングがありますが、その一つが中高年の女性を対象としたコハウジングです。最近、イギリス北部では特に高齢化が進んでいて、中高年女性を対象としたコハウジングがたくさん建設されつつあります。ある女性は、ワークショップで知り合った女性仲間と、コハウジングを作ることを決意して、2016年9月にロンドン北部バーネット地区に50歳から86歳までの26人の女性が入居する新たなコハウジングをオープンしました。

アメリカでも同様のプロジェクトがあり、旧式女性共同住宅(OWCH)のプロジェクトなどが有名です。独身女性が一人で住宅を借りて、維持していくのは相当困難なことですが、このようなコハウジングなら経済的負担も少なく、何よりも安心して暮らせるのが良いと言います。メンテナンスやガーデニングの仕事を共有したり、毎週の食事を調理して一緒に食べたりすることができて社会的なコミュニケーションもとれ、共有スペース、コミュニティキッチン、リビング、客室、庭があるので有意義な毎日を過ごすことができます。この中高年女性用コハウジングは、多くの目的があります。

一つには中高年女性の経済的な負担を軽減できること、二つ目は特に高齢者の女性は社会と孤立しがちですが、同生活を営むことで社会とのつながりを維持することができます。一人暮らしで病気などになっても、コハウジングという形態ならできる限り自分一人の力で生活していくことができます。中高年の方にとっては大変有効なコハウジングという住居形態です。三つ目が、老後の心配がいらないことです。一人暮らしの高齢女性にとって一番気になるのは老後の単身住居です。病気や老齢などによる社会的な孤立を避けることもでき、万が一介護が必要になっても、できるだけ長く自分の力で生活していくことができます。

日本でもこのような高齢女性のコハウジングは最近注目されていますが、イギリスのコハウジングの特徴は中高年から入れるということです。50代から入れるのが一つの特徴です。日本でも今後このような中高年女性のコハウジングはあるかもしれませんね。

 

Writer:

大学院修了後(お茶の水女子大学博士前期課程)、イギリスカレッジのディプロマプログラムを経て、翻訳・通訳者として国際協力団体、環境団体で計6年間オンサイト通訳・翻訳者として勤務。かたわらフリーランスの翻訳業を10年程度経験。イギリス大学院研究プロジェクトへも4年間参加。現在は、フリーの健康・美容ライターとしてwebマガジンや情報コンテンツのコラム連載中。

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